このたび、生活クラブ生協都市生活理事会は、今回のロシアによるウクライナ侵攻に対する理事会声明を出すことを決定しました。
声明文は以下の通りです。


2022年３月９日
生活クラブ生活協同組合都市生活
代表理事　理事長　小谷 里香
代表理事　専務理事 　角田 学

2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、武力によって他国の主権を侵す明白な国際法違反行為です。戦火の中、多数の死傷者や避難民、死の恐怖下にある多数の市民が生み出されていることに対し、強い憤りをもって、断固抗議し、直ちに戦闘行為と非人道的な行為の停止を求めます。

プーチン大統領は核兵器の使用を示唆し、複数の原発核施設への攻撃が行われました。世界を放射能汚染に曝す可能性をもつ行為であり、唯一の原爆被爆国であり、福島原発事故による大規模な放射能汚染を経験した日本として、許すことのできない行為です。

私たち生活協同組合のすべての活動は、「平和」であることが大前提であり、国を超えて市民がつながりあう消費材を通して平和を考える取組みも継続しています。
「生活クラブ2030行動宣言」でも、「非戦と共生の立場を貫き、平和で公正な社会をめざします。」と宣言し、私たちは、誰もが尊厳をもって、自分らしく生きていける豊かな社会づくりをめざしてきました。
今回の侵略行為は、私たちがめざす社会に対する重大な脅威となり、断じて容認することはできません。ロシアによるこの愚かで非人道的な軍事侵攻の即時停止を求めます。